診療案内
葉山動物病院は、「怖くない動物病院」を目指し、動物にとってできる限り痛くなくストレスの無い診療を心がけています。飼い主様にも、診療している内容が分かりやすいように、丁寧に理解しやすい説明を心がけ、飼い主様の考え方に合わせた治療方針を提案いたします。
診療動物
犬・猫
診療科目
全ての科目を幅広く診察しております。
主な診療科目
内科・外科・整形外科・脳神経科・循環器科・呼吸器科
消化器科・泌尿器科・腫瘍科・皮膚科・歯科・眼科・耳鼻科
わかりやすい診察「見える化診察」
動物病院で診療するのは、飼い主様はもちろんわんちゃん・猫ちゃんも不安や恐怖心があると思います。磯子区の葉山動物病院では、飼い主様と犬・猫双方の不安を取り除き、治療効果を高めることを目的に、わかりやすい診察「見える化診察」を行なっております。
わかりやすい診察「見える化診察」とは?
ご自身の大切なわんちゃんや猫ちゃんを診察する流れを、飼い主様も一緒に参加していただく診療方法です。飼い主様も一緒にもわかりやすくご理解いただくことで、見えないところで何をされているかわからないという不安を解消し、病気や治療について理解が進むことで、効果的な日常ケアができると考えております。
STEP1 院長による問診
問診表に基本情報を記入していただき、獣医師の問診を受けていただきます。来院理由や普段の生活、食事、ペットの性格などをチェックします。犬種ごとの特徴やアドバイスなどもお話しします。
STEP2 耳の中や眼球の診療体験
耳、目の順に診察を行います。スコープなどを通して、耳の中の画像がモニターに映し出されるので、どこに炎症が起きているかなどを、一緒にご覧いただき、診療の体験をしていただけます。その後、眼球の診察を体験いただきます。
STEP3 お口の中、身体全体の診療体験
耳、眼の診察が終わりましたら、口、皮膚、関節の順番に体全体の診療を行います。口の診察では、歯の成長や虫歯、歯周病、汚れなどをチェック致します。次に飼い主様にもご協力いただきながら、お尻やリンパ節、皮膚、股関節、体系などを丁寧に診療致します。飼い主様と一緒に行うため、わんちゃんも落ち着いて診療できるのが特徴です。
STEP4 聴診器で心音チェック、顕微鏡での確認体験
最後に、心臓のチェックを行います。聴診器で診療を行いますが、飼い主様にも聴診器で心音を聞いていただきます。診療を頑張ったわんちゃんには、 ここでフードのご褒美も用意しております。病気やトラブルがあった場合は、病原菌や寄生虫を顕微鏡でお見せしたり、ダニやノミの標本を見ながら説明させていただくこともございます。また、動画などを用いて、患部の状況を説明させていただく場合もございます。
STEP5 診察結果
診療が終わりましたら、検査内容や結果を記入した診療結果シートをお渡ししております。食事や必要なケアなど細かく記載されております。ぜひお帰りになられたあとのご参考にしてください。必要に応じて「メディカルスキンケア」など治療や手術の説明についても、この時にお話しさせていただきます。
健康診断・予防接種
健康手帳について
犬、猫の基本的な飼育方法をまとめた資料を患者様には差し上げております。
初めて飼う方、飼うのが久しぶりの方にはわかりやすくまとめてあります。
定期健診
定期健診は年に1回は受けましょう。
血液検査・レントゲン検査・超音波検査など、年齢や病歴に合わせてご提案いたします。
避妊・去勢手術について
目的
性ホルモンによるストレス(女の子:生理に伴う体調不良、男の子に追いかけられる。
男の子:交尾への欲求、マーキング)を無くし、室内飼育に適した体質になります。
性ホルモン関連疾患のリスクを大幅に軽減できます。
最適な時期
男の子、女の子ともに生後6か月~12か月齢ごろが最適な時期となります。
生後12か月齢を超えても問題なく出来ますので、ご相談ください。
メリットとデメリット
メリット
- おとなしくなり、飼いやすくなります。
- 寿命が延びます。
- マーキング行動(臭い付けのためにおしっこを色々な場所にする行動。特に男の子で多い。)が軽減し、尿の臭いも少なくなります。
- 以下の性ホルモン関連性の特有疾患に予防効果があります。
男の子:前立腺肥大・肛門周囲腫瘍・会陰ヘルニア
女の子:子宮蓄膿症・乳腺腫瘍 - 発情のストレスからの解放。女の子の発情は、体にとって負担になります。6歳以上になりますといわゆる更年期の障害(食欲不振、嘔吐、下痢、不整出血など)も出てきます。(去勢していない)男の子は発情している女の子が近くにいると強い衝動・ストレスを感じます。
デメリット
- 全身麻酔が必要になります。安全性はかなり高いですが、100%安全とは言い切れません。麻酔のリスクについて理解していただく必要があります。
- 痛みが伴います。手術の際には鎮痛剤を積極的に使用しますが、それでも無痛という訳にはいきません。しかし、術後数時間で歩けるようになり、術後1週間程度で今まで通りに元気になります。
- 太りやすくなります。しかし食事内容を管理する事で予防する事が出来ます。
やっぱり自然が一番??
- においを嗅ぎに行きたいのに怒られる。発情があるのに、交尾できない。
人間の家族の一員として生活する動物にとって、本当にそれが自然でしょうか?家庭で飼育されている動物の視点から考えると、避妊去勢をしないことが、必ずしも自然では無いことがわかります。
避妊去勢手術を受けるかどうかは、飼主様の自由です。飼っている動物の健康、寿命を左右する可能性がありますので、詳しくは御相談ください。
避妊・去勢手術について
STEP1
手術について実際の写真をご覧いただきながら、当日の流れ(すべて日帰り手術です)、
手術方法、費用、リスクについて事前にご説明いたします。手術室と入院室をご見学頂きます。
STEP2
手術のご予約を取っていただきます。
朝ごはんとお水を与えない(絶食絶水)で、9~10時の間に連れていらっしゃれる日をお知らせ下さい。
尚、当日のお迎えは16~18時の間となります。
水曜日と日曜日と祝日は手術を行っておりません。それ以外の予定が空いている日をお選びいただき、
ご予約頂きます。
STEP3
手術日当日
絶食絶水の確認をさせていただきます。
術前の各種検査を行います。ご希望の方は、検査結果が出るまで付き添う事も可能です。
午前中に術前の抗生物質や鎮痛剤を投与します。
お昼頃、全身麻酔薬投与→吸入麻酔薬による全身麻酔→手術開始。
通常1時間以内に終了し、術後覚醒をモニタリングします。
13~15時頃は鎮痛剤の影響で、眠そうだったり、動きが鈍かったりします。
16~18時にお迎えに来ていただきます。少しはしっかりとしてきますが、
鎮痛剤の影響は日の夜まで持続するので、当日はずっとぼーっとしていたり、反応が鈍かったりします。
翌朝になりますと、いつもの元気が出てきます。
費用
体重により異なります。
猫オス:15000円~
猫メス:30000円~
犬オス:43000円~
犬メス:49000円~
上記料金に手術料金、麻酔料金、注射料金、抗生物質処方料金が含まれます。
入院費は発生しませんが、術前の各種検査費用が別途かかります。
犬・猫の避妊去勢手術でよくあるご質問
入院は何日するのですか?
A:犬と猫の不妊手術はすべて日帰りです。
術後はカラーを付けるのですか?
A:カラーは付けません。
術後のケアはどういう事が必要ですか?
A:術後数日間は激しい運動やシャンプー、水遊び、雨の日の散歩は避けて下さい。
抗生物質の飲み薬を飲ませていただきます。
消毒や包帯の交換などは必要ありません。
痛いんですか?
A:鎮痛剤を使用しますのでなるべく痛くないようにいたしますが、残念ながら多少の痛みはあります。違和感もあるかもしれません。
それでも、若い子の場合は翌日には元のとおり元気になります。
院内風景
受付
リード用フックが備え付けてあります。

待合室
大型犬でもゆったりとお待ちいただけます。

診察室
診察、処置、カウンセリングを行います。

オトスコープ
耳の中がモニターに映し出されます。

検査室
各種検査を行います。

手術室
ここで手術と歯石処置を行います。

レントゲン検査装置
デジタル化でお待たせしません。

超音波検査装置
腹腔内臓器・心臓検査などに使用します。

入院室
冷暖房完備で、常に清潔を心掛けています。

トリミング室
専属のトリマーが所属しています。

歯科ユニット
動物専用の歯科治療装置です。
